ギフト

閉じてゆく

おくりもの

でも

ひらいてく

おくりもの

つばさには

似合ってる

  

効用

作り笑いが

本物の

喜びから来る

笑顔になったよ

それもこれも

虹のお陰

雨のお陰

 

振り返り

明日を迎える事が
絶望だと思った
あの日々
今ではそれも
愛おしい日々
今では涙も
喜びの涙

　

待機

やっと
見つけたのは
花束を
渡したい君
出会ってくれて
ありがとう
やっと見つけた


　

秋晴れ

青空を

見上げて

久々だと

思ったけれど

曇っていたのは

僕

僕だけだったね

　

監獄

例えば

君が

ドアを閉める

それだけで

ドキドキするんだ

君が作った

この密室で

  

決意

別れを

言う為に

ありがとうと

言いに

来ました

君の元気が

僕の慰め

 

励まし

頑張れと

言わない君に

頑張れと

言える筈も無く

只そっと

僕に出来る

応援をする

 

相手

ねえ

ちゃんと

向き合って

言葉は

何にも

言わないけど

唇は？

 

あべこべ

私に会ったら

あの日の私を

忘れてしまう

それが怖くて

恐ろしくって

もう逃げない

鏡なんて鏡だ

 

たましい

もっとこうすれば
良いのに
私だったら
ああするのに
それは私の
内なる声
魂の吐息


　

終結

私は
あなたを
結局
選べなかったし
選んでいても
今頃はどうしていたか
解からない


　　

仲間

私は
まだ
只の
“お客さん”
かもしれない
いつかは
“仲間”に

　

照れながら言いたい事

ありがとう
と
言わせてくれて
ありがとう
感謝する事に
感謝しています
心より


　

過

私は
自分が
勝つだろうと
解かっているから
時間が
この上なく
惜しいのだ


　

祝

喜ばしい
一日
記念すべき
一時
何と云う
素晴らしい時を
頂いたのだろう


　

経験

また
閉じる日も
来るだろう
心硬くなる時も
あるだろう
その時こそ
“経験”が力になる

　

大関

それは

まぐれでは

無かったと

証明してくれた

君に

奇跡は既に

必要無い

 

力

やって来る苦しみが

同じでも

それが二度目なら

乗り越えた過去が

今

ここで

私の力になる

　

帰結

死は
文化によって
タブー視される事も
少なくないが
それに一方ならぬ
愛着を持つ者も
人口中一定数存在する


　

魔法

何故だろう
あの人を
思い出す日が
減って
泣く夜も少ない
きっとそれが
時のくれた魔法


　

反

戦になんか

行かないで

生きるのなら

あなたの為に

死ぬのなら

あなたの為にと

思う私だから

 

マリユス

狂いそうだと

エポニーヌに

告げた気持ち

私にも

解る日が

来るなんて

思わなかったよ

 

未来

人は
未来の感情を
予測できる
唯一の生命らしい
私は
未来の私に誇れる
自分で在りたい

　

焔

水になりたいと
願う炎は
水をかけられて
消えてしまって
ああ
そう言う幸せの形も
在るのね


　

決断

私は実現する
出来る
ではなく
する
それは一つの
決断にも
似ている


　

通して

それは
それらは
確かに
私を通して
生まれてきてくれた
言葉なのだけれど
私だけの物では実は無い

　

岐路

散らかった
私
散らかった
言葉
分岐点は
一体
どこにあった？

　

卒業

今私は
卒業と言う名の
旅立ちを前に
ちょっぴり
怯えていたのです
でも
恐れる事は無いのですね

　

天使

大天使よ
あなたの
音楽が
すぐそこに
聞こえる事を
喜んでも
良いですか

　

想い出 / Memories

Sometimes
I think of the last summer
And I will remember
The last lover


夏は過ぎ　あの人の影　追いかけて
その想い出は　今もなお生き

　

汽笛

心の
中に
いつも
居た人
気が付くと
考えてしまう
出会えた意味を


　

どう

何をすれば良い

どんな私が幸せ

どう在る自分が

幸せなのか

解からないから

生きている

意味が有る

　

敗者

負けない
負けたり
しない
敗走するとすれば
それは
己に
負けた時だ

　
　

名

如何ともし難い
説明も出来ない
望みと言う名の
絶望
それに
諦めと言う名の
決意


　

もし

あなたの

心に潜む

あの人ごと

あなたを

受け止め

愛すると

言ったら？

それでも / Still

私は訴えた
“私の心は
　汚れている”
泣いていた
あなたは
“それでも君が好きだ”
と言ってくれたね


　

め

私には
写真が在る
それに
言葉も在る
眼は悪いけれど
心の目の鋭さは
負けない

　

蛇

駄目だ

今日は

全く

出て来ない

気配すら無い

穴の向こうに

毒が待つ

  

約束

幾ら

今は

飽きたとか

冷静だと言っても

一度は

狂う程

愛した人でしょう？